お知らせ

自動車事故を減らすテレマティクスと自動運転技術

2018年10月15日

1 はじめに

2017年に発生した交通事故は47万2,165件、このうち死亡事故は3,630件、負傷者は58万850人にのぼります。そして、その大半は自動車によるものです。従業員が自動車を運転する業務を抱える場合はもちろん、プライベートで自動車を運転することも含めれば、事業者にとって自動車事故は大きな課題のひとつといえるでしょう。

出典:「平成29年中の交通事故の発生状況」(警察庁)
(https://www.npa.go.jp/news/release/2018/20180213001H29zennjiko.html)

2 事業者に求められるのは従業員にとって納得感のある教育

事故は起こした当人の責任が大きいものですが、過剰な勤務時間による疲れが原因となっているようなケースもあり、当事者を責めて反省を促すことだけでは、再発を防止することは困難です。

国土交通省は、トラックやタクシー、バスなどの旅客自動車運送事業者と貨物自動車運送事業者に向けて「事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」を発表。すべての運転者に対し、運転に際しての心構えから自動車の構造、危険予測、健康管理の重要性など、多岐にわたって理解を深めることを求めています。また、交通事故を起こしてしまった運転者には、再発防止策の徹底や安全運転の実技指導を行うことを記し、この履行を事業者に要求しています。

そのために必要な指導マニュアルとして、「脳血管疾患」「睡眠時無呼吸症候群による睡眠不足が原因の漫然運転や居眠り運転」といった運転中に起こりうる運転者の異常に対するものから、「ドライブレコーダーを活用」「トラック追突防止」など、具体的なものまで幅広くそろえられています。事業用自動車に関連する事業者はもちろん、自動車を扱うすべての事業者は必ず目を通し、従業員教育に役立てるべきでしょう。
ただし、これらの知識を正しく身に付ける事は大変重要なことですが、従業員にとって納得感のある教育に結び付けられないと、実際の事故削減にはつながらないようです。

出典:国土交通省「自動車総合安全情報/運転者に対する教育」
(https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03safety/instruction.html)

出典:国土交通省「自動車総合安全情報/安全教育・事故防止マニュアル」
(http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03manual/)

3 テレマティクスが従業員にとって納得感のある教育の見える化をサポート

交通事故を起こしてしまった運転者の教育には、その運転者の横に同乗して指導を行うことが望ましいとされていますが、これをすぐにでも実施できる事業者はそれほど多くないでしょう。そうした現状を踏まえ、代わりの手段として現在多くの企業が採用しているのが「テレマティクス」です。

テレマティクスとは、自動車向けの次世代情報提供サービスのことで、インターネットを通じてさまざまな情報を収集したり、情報を提供したりするものです。一般の消費者に向けたものとして「カーナビで電子メールを送受信」「天気予報や渋滞情報の受信」などのサービスがすでに始まっています。

事業用の自動車に向けたサービスでは、車載した専用端末が運転データを集めて分析するものが登場しています。例えば、AIG損保が提携した株式会社スマートバリューの「スーパードライブガード」では、収集した走行データを分析し、運転傾向を「客観的」に評価してくれます。また、急ブレーキなど事故につながる運転を検知した場合には、事業者に対し「緊急通報」を送るサービスが受けられます。

運転者本人は、自身の運転がデータをもって客観的に分析されるため、運転傾向を知り、特に注意すべき運転ポイントを日々つかむことができます。事業者は、従業員の運転傾向と将来的な事故の起こしやすさをつかめるため、事故を未然に防ぐための教育を行なえるメリットがあります。

テレマティクスは、従業員の運転が明らかになるため、導入時の心理的なハードルがありますが、誰にとっても起こす必要のない事故を未然に防ぐことは、事業者だけでなく従業員やその家族を守ることにつながります。自分の運転が客観的に分析されることが、従業員に対して納得感を与えていると導入企業の多くが実感しているようです。

出典:AIG損害保険株式会社「テレマティクスを活用した『スーパードライブガード』『マイドライブガード』の開始について」
(https://www.aig.co.jp/sonpo/company/press/20180330)

4 国も自動運転実現によって交通事故死者の減少を図る

2018年4月1日、内閣府は「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 自動走行システム開発計画」を発表。これによると、「2020年までに交通事故死者数を2,500人以下」にして、世界一安全な道路交通を実現することを目標としています。

そして、それを達成するために必要なこととして「自動走行システム」の実現と普及を挙げ、ロードマップも描いています。将来的に「自動走行システム」の普及が進めば、交通事故は削減されるでしょう。ただし、目標達成のためには、「自動走行システム」など車のハード面の改善だけでは足りず、交通環境の改善や人への啓発などが必要であると記述されていることにも注目すべきではないでしょうか?ソフト面の改善として継続的な従業員の教育が欠かせません。

出典:内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 自動走行システム開発計画」
(http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/keikaku/6_jidousoukou.pdf)

 

事業におけるリスク対策へ


眼精疲労による年間3.5日分の作業ロスを無くす方法を紹介します!

2018年10月11日

1 はじめに

長時間、ディスプレイに向かう仕事が増えた結果、現代人の目はとても疲れやすくなっています。パソコンでの作業のようにディスプレイを使って行う仕事をVDT(Visual Display Terminals)作業といいますが、厚生労働省は1985年にVDT作業に関するガイドラインを策定、2002年にこれを改訂するなど、比較的早い段階からこの問題を重視してきました。

しかし、その後スマホの普及が進み、パソコンに向かっていない時間帯も目をディスプレイに向けるようになったことで、いわゆる「眼精疲労」の問題は大きくなっています。そして、疲れた目のまま仕事をすることは、作業効率の悪化にもつながることから、事業者にとっても頭の痛い問題といえるでしょう。

出典:厚生労働省「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000184703.pdf

2 厚生労働省が推奨するオフィス環境とは

前述のガイドラインでは、VDT作業の内容を「データ入力・検索・照合」「文書・画像の作成」「プログラミング」「監視」などと規定し、次のような対策を行うよう促しています。

●照明と採光

室内はできるだけ明暗の対照が著しくなく、まぶしいと感じないようにする。また、ディスプレイの照度を500ルクス以下、書類やキーボード上の照度は300ルクス以上。ディスプレイに太陽光などがあたるときは、窓にブラインドやカーテンをする。

●グレア(まぶしさ)

反射防止ディスプレイを使用した上で、間接照明などでグレアを防止する。さらに、ディスプレイの向きも調整する。

●騒音

パソコンや周辺機器から不快な音が発生するときは低減措置を講じる。

このほかにも、換気を行うこと、湿度の調整をすること、静電気の除去、休憩するための設備を整えることなどが大切とされています。また、作業に使用するパソコンやデスク、イスなどについても推奨環境が細かく設定されていますが、現在販売されているパソコンやオフィス家具であれば、ほぼクリアできる内容といえるでしょう。

また、作業時間についても、「連続してディスプレイを見る時間を減らす」「1時間を超えるときは15分程度の休憩をとる」といったことが推奨されています。

3 注意してもなってしまうドライアイ

事業者が厚生労働省のガイドラインに沿うよう環境を整える努力をしても、日々の業務の中でそれを完全に達成することは難しいかもしれません。日々の業務の中で1時間おきに15分の休憩を取るのは現実的に難しいこともあるでしょう。しかし、そのように連続してディスプレイを見ることで『ドライアイ』になるリスクが発生します。

そのおもな症状は、以下のようなものになります。ひとつでもあてはまるようなら、ドライアイにかかっている可能性があります。

<ドライアイの可能性がある症状>

  • 目が疲れる
  • 目がしょぼしょぼする
  • 目がかすむことがある
  • なんとなく見づらいときがある
  • 目の違和感、乾きを感じる
  • 充血する
  • 視力が落ちたような気がする
  • 書類の文字にピントが合いにくい
  • 目の奥が痛む
  • 目が重く、目を閉じたい気持ちになる

ドライアイになった人は作業効率が落ち、年間3.5日分の時間を失っているという研究報告もあります。事業者にとっては、従業員の健康面だけでなく、経営面の問題にもなりますので注意が必要です。

出典:ドライアイ研究会「オフィスに潜む現代の病『ドライアイ』」
http://www.dryeye.ne.jp/ow_dem/pdf/in_office.pdf

4 ドライアイは自助努力で防ぐことができる

オフィスで起きる眼精疲労の代表・ドライアイには、日頃からできる対策があります。以下の対策を実施するよう、呼び掛けてみるのはいかがでしょうか。

<オフィスで行うドライアイ対策>

  • 作業中にまばたきを増やし、合間にディスプレイを見ないで済む作業を挟む
  • ディスプレイの位置を下げるなどして、伏し目ぎみで作業できるようにする
  • 目元の湿度を保つ「保湿用メガネ」を活用する


<自宅で行うドライアイ対策>

  • 目元を蒸しタオルなどで温める
  • アイシャンプーなどで目元をきれいにする
  • ゆっくり湯につかり、良質な睡眠をとる

参考:参天製薬株式会社「93%が「仕事の効率低下を経験」… “IT 女子”が抱える目の悩み 真夏の疲れ目、コンタクトレンズユーザーにオススメの対策とは…!?」
(http://www.santen.co.jp/ja/news/20150730.pdf)

参考:東京新聞2017年10月17日付朝刊12面「「スマホ老眼」若者に急増 目の酷使で調節機能低下」
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201710/CK2017101702000160.html)


台風24号により被害を受けられた皆さまへ

2018年10月1日

台風24号により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

保険会社は、お客さまからの被害のご連絡を以下のインターネットと通話無料の電話番号にて承っておりますので、ご案内申し上げます。

なお、この度の災害による被害のご連絡で、電話がつながりにくい状況となっております。

事故の報告は、保険会社のHPからご利用が可能です。

 

AIG損保 0120-01-9016 https://www.aig.co.jp/sonpo

損保ジャパン日本興亜 0120-727-110  https://www.sjnk.co.jp/

三井住友海上 0120-258-189  https://www.ms-ins.com/

 

ご加入の保険会社が不明な場合・ご質問等がある時には、弊社までご連絡して下さい。

総合保険代理店 グリーントラスト 046-227-5181

 


弊社の車・フェンスも損害に遭いました。飛来物による損害です。

 

 

 

 


従業員の睡眠と経営の密接な関係

2018年9月28日

1 はじめに

従業員の健康状態は、会社の経営に大きく関わってきます。中でも配慮したい健康への取組みのひとつが、「睡眠の改善」です。睡眠不足や睡眠の質の低下は健康状態を悪化させるだけでなく、生活習慣病の罹患リスクも高めます。従業員の睡眠を改善し、良い健康状態を維持することは、パフォーマンスの向上だけでなく、職場環境の改善や雇用の定着にもつながるのです。
そこで今回は、睡眠不足のリスクとその予防策や、「未病改善」に力を入れている神奈川県の取組みについてもご紹介します。

2 睡眠不足は生活習慣病の原因のひとつ

慢性的な睡眠不足は、体内のホルモン分泌や自律神経機能に大きな影響を及ぼすといわれています。「日中、眠気に襲われる」「疲労やストレスを感じやすくなり、集中力が低下してしまう」といったことの原因となるだけではなく、糖尿病や心筋梗塞、狭心症といった生活習慣病の罹患リスクも高めるとされているのです。
また、不眠症や睡眠時無呼吸症候群、睡眠・覚醒リズム障害といった、睡眠障害そのものが生活習慣病のひとつであるという考え方もあります。睡眠不足や睡眠障害を放置してしまうと、心身の健康は大きく害されてしまうのです。

出典:厚生労働省HP 厚生労働省のe-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html

3 従業員の睡眠不足がもたらす仕事への影響

睡眠時間(睡眠の質)は、忙しい日常生活の中で優先度が低くなりがちです。特に、交代勤務や夜勤が多いと、生活時間と体内時計にずれが生じやすくなり、睡眠リズムが整いません。また、一般的な就業時間であっても、長時間労働の慢性化によって十分な睡眠が取れなかったり、ストレスによって睡眠障害を引き起こしたりしてしまう可能性があります。
睡眠不足は、業務への集中力や意欲の低下の原因となって仕事の質を下げてしまうほか、さまざまな体調不良を引き起こしやすくするといわれています。業務に必要な人材が確保できない状態が続けば、残された人の労働時間が伸び、さらに負のスパイラルに陥ってしまうでしょう。

参考
出典:厚生労働省HP 健康づくりのための睡眠指針2014
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf

4 会社で取り組むべき睡眠不足対策

従業員の睡眠不足を予防するためには、経営側が対策することが大切です。シフトワークの場合、夜勤の頻度に偏りが出ないよう、全員のシフトを管理することが求められます。また、長時間労働が慢性化しないように「ノー残業デー」を導入したり、従業員それぞれの作業効率を上げるためにフレックスタイム制を導入したりしてもいいでしょう。なお、せっかく導入した制度を形骸化させないために、深夜労働や一定の時刻以降の労働を禁止することで、より実効力を持たせることができます。
もちろん、働き方・休み方改革ができるように、常に業務の効率化を意識することが第一です。また、人手不足のために制度が実現できないという事態を防ぐ意味でも、職場環境のチェックを怠らないようにしましょう。

5 神奈川県が取り組む「未病改善」

神奈川県は、未病改善に積極的に取り組んでいる自治体のひとつです。
神奈川県では、健康と病気を「二分論」の概念で捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」としています。日常の生活において、「未病改善」により、心身を健康な状態に近づけていくことが重要です。
そして、健康でなくなる要因として食生活の乱れや運動不足、睡眠不足等が挙げられます。
未病の改善は、高齢になっても健康で自立した生活を送れる「健康寿命」の延伸にもつながります。まずは神奈川県が用意した「未病チェックシート」でみずからの未病の度合いをチェックし、判定結果とアドバイスを元に未病の改善を図ると良いでしょう。
さらに神奈川県では、「食」「運動」「社会参加」という3つの柱で未病改善の普及に取り組んでいます。日々の食事の栄養バランスへの配慮や健康に良いレシピの紹介、日常生活に運動を取り入れることの推奨、ボランティア活動や趣味を通じて社会に参加し自立度を高めて人と交流することを促進しています。良い食事をとり、適度な運動を行うことは、睡眠時間の不足や睡眠の質等の改善にもつながります。

6 おわりに

従業員の睡眠改善のための取組みは、会社全体の業務の質を高めるだけでなく、職場環境の向上や雇用の安定にもつながり、経営効率を高めるメリットも期待できます。従業員の健康状態はもちろん、残業時間や作業効率の良し悪しをチェックすることも、経営側に求められる取組みといえるでしょう。


外国人観光客の増加が生むビジネスチャンスとリスク

2018年9月27日
1 はじめに

2019年の大きなラグビー国際大会など、世界的なスポーツの祭典の日本開催が目前に迫っています。また、国が海外からの観光客誘致に力を入れていることもあり、今後も外国人観光客が増加することが予想されます。
首都・東京から至近で、多くの観光資源を抱える神奈川県にも多くの外国人の来日が見込まれるでしょう。外国人観光客の増加がもたらすビジネスチャンスとは、どのようなものでしょうか?今回は、神奈川県における訪日ビジネスのチャンスと、それに伴うリスクについて解説します。

2 訪日外国人数の増加によるビジネスチャンス

神奈川県は、「神奈川県観光振興計画」に基づき、観光施策を推進しており、近年の訪日外国人数の増加に伴い、観光分野を中心としたビジネスチャンスを見込み、世界的なスポーツの祭典を契機とする、国内外からの観光客誘致を目的とした「神奈川県観光魅力創造協議会」を設置しています。これは、行政団体のほか、旅行業団体や交通事業者、その他観光産業に関わるさまざまな団体によって構成された協議会です。官民が連携して、神奈川県の観光コンテンツの発掘と磨き上げ、周遊ツアーの企画・商品化に取り組んでいます。

出典:神奈川県ホームページ 神奈川県観光振興計画
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/ya3/cnt/f80022/p27758.html

出典:神奈川県ホームページ 神奈川県観光魅力創造協議会
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/ya3/cnt/f80022/p1202216.html

ほかにも、神奈川県では次のような計画が進んでおり、多様なビジネスチャンスが生まれています。
●宿泊インフラの充実

2017年の「住宅宿泊事業法(民泊新法)」の成立に伴い、民泊サービスの健全な発展を推進しています。また、補助金・税制措置・低利融資などの支援により神奈川県内への立地をサポートする企業誘致施策「セレクト神奈川100」では、ホテルの新設を支援しており、さらなる宿泊施設の充実を目指しています。

出典:観光庁ホームページ 住宅宿泊事業法
http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/juutaku-shukuhaku.html

出典:神奈川県ホームページ セレクト神奈川100の概要
(http://www.pref.kanagawa.jp/docs/pw3/cnt/f534364/)

●幹線道路の整備

世界的なスポーツの祭典の日本開催に向けて、法人県民税・事業税の超過課税を活用した幹線道路の整備にも取り組んでいます。

●エグゼクティブツアーの企画および商品化

官民が連携して海外の富裕層を神奈川県に呼び込むための計画で、一般的なツアーにはないラグジュアリーな体験やヘルスケアなどを含んだエグゼクティブツアーの企画・商品化も促進しています。

●歴史をテーマとしたプロモーション活動

神奈川県では、鎌倉・大山(伊勢原)・横須賀・箱根と小田原が「日本遺産」認定されたことを受け、「日本遺産」を核とした県内全エリアの歴史をテーマとした観光プロモーション活動に取り組んでいます。

出典:文部科学省 日本遺産ポータルサイト
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/index.html)

3 ビジネスチャンスに伴うリスクとその対策

ビジネスチャンスが生まれることに伴って、考慮すべきリスクや課題も発生します。具体的には、どのようなリスクや課題が挙げられるのでしょうか?それぞれのリスクについて、対策と併せて見ていきましょう。
●訪日外国人が困っていることを知る

観光庁の調査によると、日本を旅行した外国人旅行者が困ったことに「無料公衆無線LANが少ない」「クレジットカードを使用できない/使えるかわからない」が上位に上がりました。つまり、これらの課題をクリアできればビジネスチャンスが広がる可能性があるわけです。無料のWi-Fiを設置や各種クレジットカードへの対応など、少しずつ環境を整え、受け入れ体制の充実を図りましょう。

出典:国土交通省 観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」
(http://www.mlit.go.jp/common/000190659.pdf)

●文化や慣習、宗教の違い

外国人は日本人とは異なる文化で育ち、衣食住あらゆる生活習慣もまったく違います。また、宗教を信仰している人が多いことも特徴です。たとえば、イスラム教徒はアルコールを飲めないなど、日本人とは別の対応が求められます。こういった違いがあることを従業員に共有しておくことで、無用のトラブルを避けることができるでしょう。

●多様化する外国人観光客のニーズへの対応

最近は体験・学習型観光が増えているほか、日本の映画やアニメ、スポーツや医療なども観光資源として注目を集めています。このため、従来の観光資源では誘客に失敗することが考えられるのです。多様化する外国人観光客のニーズを、的確にとらえる必要があるでしょう。

●観光振興をリードする人材の不足

観光ビジネスの機会増加に伴って、観光サービスにおける人材不足や、観光客に対する地域のホスピタリティの低下が考えられます。そのため、観光振興をリードする人材や観光サービスの担い手の育成が急務です。また、外国語による案内(人によるガイド、標識やパンフレットなど)の充実も不可欠です。
さらに、外国人労働者の増加も加速することが考えられますが、企業側での文化の違い等を考慮した受け入れ態勢を構築することが必要になるでしょう。

●安心・安全な観光事業の確保

震災や台風、感染症の流行、重大な事故などの発生は、安心・安全な観光に打撃を与えます。外国人観光客が安心して旅行を楽しむための安全の確保と、万が一の事態における的確な対処も求められるでしょう。

4 おわりに

神奈川県を訪れる外国人観光客の増加に伴い、旅行・観光分野を中心とした多様な産業に大きなビジネスチャンスが生まれます。この機を逃さず、行政や地域と密に連携して、海外へ積極的に情報を発信することで、大きな成功を得られるかもしれません。

ただし、チャンスが増える分、リスクも生まれます。想定される問題を回避するための手段の準備も大切ではないでしょうか。

 


毎月レポート9月号<時事> 新米の季節到来 新米の美味しい食べ方

2018年9月21日

田んぼが黄金に染まる9月は「新米」の季節でもあります。普段から主食として口にしているお米ですが、やはり新米はひと味違います。今月は新米をより美味しく頂くためのコツを紹介します。

新米とは、生産された年の12月31日までに袋詰めされた精米のことをいいます。収穫量の多い北陸や東北の新米は9月下旬以降から収穫が始まり、その後店頭に登場します。水を吸収しやすいという特徴を持ち、炊きあがったお米はツヤがあり、柔らかく粘りのある食感や甘みを味わうことができる新米。上手に炊きあげるコツを覚えるだけで、自宅で毎日美味しいお米が食べられます。

①正しく計る、優しく洗う

計量カップを使ってお米の量を正しく計りましょう。コップに山盛りになった場合は、指やお箸などでスライドさせて、カップぴったりに計ります。炊きあがりの水加減に影響してくるので、計量はとても大事です。また新米の洗い方は優しくかき混ぜる程度、3~4回すすぐ程度でも十分です。あまりごしごし洗い過ぎると、粒が潰れてしまいます。

②水の量を少し減らす

洗米したお米は30分から120分程度、水に浸して吸水させ、炊きあげます。水分量は通常より10%ほど少なめ、目安として目盛りの1、2㎜少なめ目に設定します。炊飯器の設定は早炊きモードにして炊くとよいでしょう。

③炊きあがりはまぜる

炊きあがったお米は10分程度ふたを閉めたまま蒸らします。その後、余計な蒸気を飛ばして空気を入れるため、釜の底を掘り起こすイメージでまぜます。この一手間でふわっとした食感が生まれます。

炊飯器でも十分美味しく炊きあがりますが、雰囲気を変えて土鍋で炊いてみたり、おひつに入れて保存したりすると、よりお米のおいしさが実感できるかもしれませんね。食欲の秋は、美味しいお米からスタートしてみませんか。

この内容は、弊社メルマガでご案内しています。

メルマガご希望の方は、hoken@g-trust.comまでお願いします。


AIG損保 リスクマネジメントセミナーのご案内

2018年9月6日

弊社取り扱い保険会社 AIG損保 リスクマネジメントセミナーのご案内

「雇用リスクに基づく会社・役員に求められる責任」

講師:弁護士法人マネジメントコンシェルジュ 弁護士 村上 元茂 氏

テーマ:雇用リスクに基づく会社・役員に求められる責任

・ 「働き方改革関連法」施行によって今後予想される雇用問題とリスク

・ パワハラ・セクハラ・メンタル等の複雑化した雇用リスク・会社と役員の責任

日時:2018年10月10日(水)14:00~17:00

場所:大手町サンスカイルーム 27階D会議室

本講座の特徴と期待される効果:

企業側の弁護士としての経験からトラブルをどのように防ぐか、万一トラブルが発生した
際に企業として求められるアクションとは何か等を具体的に学べます。世間で話題になった
事例をはじめ、様々な判例に基づいた解説は、イメージし易く、わかり易いと参加者から大
変好評です。また今回は最新情報として、「働き方改革関連法」によって今後生じることが予想される雇用リスクについて解説します。

本セミナーにご参加いただくことで、企業としてすぐに取り組むべきこと、今後改善を検討する必要があること等が明確になります。

なお、セミナーにご参加いただいた方限定で、今回講師をしていただく弁護士へのご相談が初回のみ無料となりますので、ぜひこの機会にセミナーにご参加ください。

お問い合わせ・参加申し込みは、弊社グリーントラストまでお願いいたします。

電話 046-227-5181


海外出張の医療費はどうなる?海外渡航対策のポイント

2018年9月4日

1 はじめに

海外に行ったときの医療費は、日本と違って格段に高い場合があります。例えば、ニューヨークで盲腸の手術をすると、日本円に換算して公立病院ならば330万円、私立病院ならば440万円(当社調べ)かかるケースもあるようです。ですから、海外出張する社員が多い企業では、社員の健康管理もさることながら、もしものときの医療費を抑えるための対策が必要です。
ここでは、海外渡航の際に、どのような対策をとるといいのかについてご紹介します。

2 海外出張で起こりやすい健康にまつわるトラブル

海外出張のトラブルを大きく3つに分けると、「ケガや病気などの健康にまつわるトラブル」「手荷物の盗難や破損などのトラブル」「航空機の遅延・運休などのトラブル」が挙げられます。
AIG損保の2016年度事故支払件数実績データによれば、3つのトラブルの全支払件数のうち「健康にまつわるトラブル」の支払件数が約7割を占めています。例えば、現地の水や食べ物が合わず、胃腸の調子が悪くなった…というケースは軽いほうで、骨折や持病の悪化、盲腸といった突然の病気など、海外渡航中も日本にいるときと同様に、ケガや病気の可能性があるのです。そして、現地で手術や長期入院が必要となったり、医療専用機を使用しての帰国となったりした場合、日本では考えられないような高額な費用が発生するリスクがあります。

出典:「海外旅行で起こる身近なトラブル」(AIG損保 海外旅行保険)
https://www-429.aig.co.jp/ota/service/example.html?p=oPG00402

 

3 海外出張先でのトラブルに対する備えとは?

慣れない海外へ出張する場合、現地の文化や習慣を知らないため思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性やリスクが高いといえます。そのためリスクをカバーする保険などの備えも万全にしておく必要があります。

海外出張中のケガや病気で病院にかかる場合、労災保険か事前に加入しておいた海外旅行保険で支払いを行うことになります。それぞれ、どんな違いがあるのかを見ていきましょう。

●労災保険

海外出張中のケガや病気を、日本国内における仕事中の傷病と同様に、労災保険を適用するというケースもあります。労災保険の場合、海外で診療を受けた際に、いったん全額自己負担で支払い、帰国後に保険給付の申請を行うことになります。

参考
出典:厚生労働省HP
FAQ:海外出張先で事故に遭った場合、労災保険の適用はどうなるのでしょうか。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei51.html

●海外旅行保険

民間の海外旅行保険に事前に加入しておくことで、海外出張中のケガや病気の補償を受けられます。現地の病院では現金不要で受診できるというメリットがあるため、基本的には海外旅行保険を利用する出張者が多いです。現地の医療事情や加入している海外旅行保険の契約内容を、事前に確認しておくことが大切です。

4 労災保険が適用されるのは?

海外出張中に起こった災害に対する、労災保険の適用範囲についても確認しておきましょう。

海外で病気やケガをした場合、国内と同様に労災保険が適用されます。なお、海外での治療費は国内における保険診療の対象になっているものに限られており、国内で保険適用となっていない医療は対象となりません。また、次のような場合、労災保険は適用対象外となりますのでご注意ください。

  • 海外現地法人への出向であった場合
  • 海外支店への転勤の場合
  • 観光や食事など、出張中のプライベートな時間に起こった災害であった場合

なお、社長や役員の場合は、国内同様、労災保険は適用対象外となります。

5 おわりに

海外出張中は、滞在期間の長さにかかわらず、病気やケガなどのリスクがあるということを忘れてはなりません。企業の責任として、社員の万が一のときに備え、海外旅行保険に加入することをおすすめします。
海外旅行保険であれば、治療や救護にかかる高額な自己負担のリスクをカバーするプランだけでなく、手荷物や航空機にまつわる海外出張に多いトラブルへの補償も可能です。
その上で、海外出張を控えた社員には、渡航前から健康管理を徹底してもらうよう、呼びかけることも忘れないようにしましょう。

海外出張のリスク対策へ


風邪と間違いやすい症状に注意!秋の花粉症対策

2018年9月3日

1 はじめに

花粉症は、スギ花粉などの印象から、春に流行するイメージが強い人も多いと思います。しかし、春に限らず、1年を通して飛散している花粉で苦しむ人もいます。秋の花粉症を知らない人もいますので、花粉症の人が働いているのを見て「風邪を引いたスタッフを店頭に出しているのか?」などと会社の労務管理に対してマイナスの印象を持ってしまう可能性もあるでしょう。
ここでは、社員と共有しておきたい秋の花粉対策をご紹介します。

2 夏から秋にかけての花粉症

秋の花粉症は、8月から10月にかけて、主にブタクサやヨモギ、カナムグラなどの花粉によって引き起こされます。特に、ブタクサ以上に抗原性が強く、飛散量も多いヨモギは要注意です。これらの植物は、市街地の広い範囲に多く分布しているため、普段の何気ない通勤や散歩、ジョギングのときなどに吸い込んでしまう可能性が高いのです。例年のピークは9月ですが、雨などの影響で10月にずれ込むこともあります。
花粉症の症状は、鼻水や微熱など風邪の症状と似ているため、夏から秋にかけての季節の変わり目に発症した場合、風邪と勘違いして花粉症だという自覚のない人もいるようです。

3 秋の花粉症の症状

夏から秋にかけての季節の変わり目は、風邪をひきやすい時期ですが、この時期に以下のような症状が続いた場合は、風邪よりも花粉症等のアレルギー疾患を疑った方が良いかもしれません。

  • 透明で、粘度の低い鼻水が出る
  • 鼻水やくしゃみが1週間以上続く
  • 目や鼻がかゆい
  • くしゃみが止まらない
  • 晴れた日、特に症状が出やすい
  • 微熱がある

春に多く飛散するスギ花粉は粒子が大きく鼻の粘膜にとどまりやすい一方で、秋に飛散するブタクサ花粉は粒子が小さく気管に入りやすいため、症状がひどい場合、ぜんそくのような症状になることもあるようです。

秋の花粉によって、一般的なアレルギー性鼻炎の症状も引き起こされます。上の症状であてはまる数が多いほど、花粉症の可能性は高いでしょう。

4 社員に喚起したい秋の花粉症対策

会社としては、社員が花粉症になった場合、症状による影響で業務に集中できなくなる懸念があります。シーズンが近づいたら、社内で以下のような秋の花粉対策について共有し、予防できるようにしましょう。

●マスクの着用

マスクをすることで花粉をブロックし、鼻や喉の症状を防ぐことができます。会社でマスクの支給を検討しても良いでしょう。(なお、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)で、さらに鼻に入る花粉が減少することがわかっています。)

●うがいや手洗い、洗顔の徹底

出勤時や外出先から戻ったときなど、うがいや手洗い、洗顔が効果的です。うがいをすることで、喉についた花粉も流すことができますので、社員へのうがい奨励などを行いましょう。

●衣服についた花粉を払う

花粉は衣服にも付着しやすいため、社員が外出先から帰った際は、衣服についた花粉をしっかりと落とすことを習慣にするよう奨励しましょう。

出典:「花粉症環境保健マニュアル-2014年1月改訂版-」(環境省)(https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/full.pdf

5 ダニやカビなどのアレルギー性鼻炎にも要注意

予防策を講じているにもかかわらず、状況が改善しない場合は、花粉症以外の可能性があります。
秋は、ダニや蛾などの昆虫アレルゲンが多くなるシーズンで、これらの死骸が粉状になった物を吸い込むことで、アレルギー性鼻炎やぜんそくの症状を引き起こすこともあります。
また、カビなどのアレルゲンも、夏から秋へ変わる時期に増加します。特に気密性が高く、湿度が高い建物はカビが発生しやすいので、オフィス環境も確認し、空気清浄機の導入なども検討してみましょう。

 

6 おわりに

秋のアレルギーはあまり知られていないということもあり、症状に悩む本人も風邪と勘違いしてしまい悪化させてしまうケースがあります。会社側から事前に秋の花粉症について社員と知識を共有し、適切な対策をとることで、リスクを回避しましょう。また、マスクの配布や空気清浄機の設置などの、身近で目に見える対策をすることにより、社員も危機意識を持ち事業リスク予防に繋がるのではないでしょうか。
社員の体調不良は、業務に悪影響を及ぼしかねません。もし、花粉や風邪のような症状を引き起こしている場合は、できるだけ早く病院へ行くよう指導することが大切です。

 

従業員のリスク対策へ


三井住友海上 品質認定代理店

2018年8月20日

三井住友海上火災保険㈱様から、品質認定代理店の認定書を頂きました。

今後もお客様の為に、有益な情報提供をさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

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